エコセメントQ&A

来源:百度文库 编辑:神马文学网 时间:2024/07/02 17:03:26
エコセメントQ&Aこのページは「エコセメントを考える会」の作成したチラシから転載しました。
Q 製品の安全性は確認されていますか?
焼却灰の中にはダイオキシン?重金属など危険な物質がたくさん含まれています。セメント化される過程でそれらの物質を完全に除去することは不可能です。またエコセメントはごく最近開発された製品で長く使われたことがありませんから、例えば酸性雨などで重金属が溶出したり、道路粉塵などで飛散した場合、人体にどのような影響を与えるのか不明です。
Q エコセメント事業はリサイクル事業といわれていますが?
ごみとして燃やしてしまったもの(焼却灰)を膨大なエネルギーを使いセメントにするのですが、これがリサイクルと言えるのでしょうか?リサイクルとは資源循環と自然環境保全の考えの上に成り立つべきもののはずです。リサイクルという免罪符のもとに、ものを簡単に廃棄物にして焼却するということでは、ごみは永遠に減らないのではないでしょうか?
Q 製造にかかる費用は?
通常のセメントの製造費は1トン当り2,000円、エコセメントの製造費は1トン当り28,000円です。焼却灰の処理費として1t当り22,000円を自治体から徴収しないと事業は赤字になります。(すでに稼動している千葉の市原工場では1tあたり37,000円~44,000円を自治体に要求しています。
Q なぜ二ツ塚処分場内に建設されるの?
どうしても必要で安全な施設なら、焼却灰の運搬、製品の搬出に便利な三多摩の真中に造るのが効率的だと思うのですが。また、二ツ塚処分場のアセスでは、エコセメント工場は想定されていませんでした。とすれば、二ツ塚処分場のアセスは無効なのでは?
Q 工場の安全性は?
エコセメント工場は昨年から稼動した市原が初めてで、今回のような巨大な施設は世界で初めてなのです。そもそもセメント工業自体が危険なものです。(1972年、日出町のセメント工場からのカドミウムなどの重金属汚染事件など。)
1日300トンもの危険な物質を含む焼却灰を、1350度という高温で焼成し、700トンもの水で急令する。これらの行程で汚染物質の除去?飛散防止などが間断なく1年に310日も完全に管理されなければならない。停電?断水?機会の故障などの不測の事態に十分に対応できるのでしょうか。
Q 将来、ごみが少なくなったら、どうなるのでしょう?
このような大規模プラントを事業として成り立たせるためには、工場の規模に見合った量の原料が必要です。そのためにプラスチックを燃やしたり焼却灰を集める範囲を広げたり?産業廃棄物も利用することになるでしょう.(市原エコセメント工場ではすでに一般廃棄物と産業廃棄物の焼却灰を使っています。)
Q 処分場に出入りする大型車が今よりも1日に83台も増えるそうですが?
搬出入にかかわる沿道では大型ディーゼル車の廃棄ガス中に含まれる二酸化窒素?硫黄酸化物?浮遊粒子状物質、ベンゼンなどによる健康被害がより深刻な問題となります。
Q 処分場内に埋めてある焼却灰も使うそうですが?
地中にいったん収まった焼却灰を掘り返せば当然?焼却灰は飛散します。工場内を減圧してでも飛散を恐れる焼却灰を露天で掘り返すこと自体危険で、矛盾する行為ではないでしょうか。
Q 煙突から排出されるガスは安全ですか。
1日に使う700トンの水のうち400トンは冷却の際に蒸発?冷却処理で汚染された水300トンは下水放流基準値以下に処理されます。下水放流基準では、最近危険性が問題になっているダイオキシンや環境ホルモンなどの化学物質は規制されていませんし、分解処理もできません。
Q バグフィルターでは本当に大気汚染を防ぐことができるのでしょうか?
バグフィルターでは必ずしも全ての汚染物質を確実にとらえることはできません。気化した非常に細かな重金属、ダイオキシンはバグフィルターをすり抜け、検知することも不可能です。バグフィルターが故障または破損して、汚染物質が周辺に排出した例はたくさんあります。バグフィルターの保守?点検?交換には多大な金がかかります。運営する民間企業が採算を考えたとき、果たしてどの程度誠意を持って対応するのか疑問です。
Q 灰を焼成するロータリーキルンから出る高熱の周辺環境に与える影響は?
常時400度という高熱が放出されるということは周辺の気象に大きな影響を与えます。300メートルから350メートルの上空に絶えず暖かい空気の層ができるのですから、周辺に予測のできない気象現象がおこるはずです。
Q エコセメント事業のために私たちが負担するお金は?
私たちはごみに関することでたくさんのお金を払っています。ごみの収集運搬費?焼却施設の建設費、維持管理費、容器リサイクルでの負担、最終処分場の建設費、維持管理費、そして今度はエコセメント工場です。
建設費:265億円  維持管理費:1年に平均26.4億円  大型修繕積立額:5.6億円
休みなく毎日430トンもの、ばか高い(市価の10倍)エコセメントが生産されつづけます。果たして誰がこの安全性も確認されていない高価なセメントを進んで使うのでしょうか?結局はグリーン購入という名目で各自治体が引き取ることになる。住民は税金で、これら総てを負担しなければなりません。
Q 事故が起きた時には責任の所在は東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合にあるのですか、それとも事業を委託された会社ですか?
施設の維持管理や販売を民間企業に一括委託するという二重の運営方法をとり責任の所在が曖昧です。
Q 安全管理に関する情報の公開はされるのですか?
未だに処分組合には情報公開条例が制定されておらず、総ての情報が公開されるとは限りません。